audio-sound @ hatena

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

Please enable / Bitte aktiviere JavaScript!
Veuillez activer / Por favor activa el Javascript![ ? ]

【ハイレゾ対応ヘッドホン Panasonic RP-HD10 レビュー】なめらかで上品な音。尖りや刺さりとは無縁のマイルドサウンド

パナソニック 密閉型ヘッドホン ハイレゾ音源対応 ブラック RP-HD10-K

 

おすすめ度*1

f:id:kanbun:20160705235125j:plain

ASIN

B00O1NUDUO

 Panasonicハイレゾヘッドホン。大きめのイヤーマフは柔らかいが、やや蒸れやすい。遮音性は普通で音漏れもそこそこ大きめ。大音量時は首掛け可能。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はキャリングケース、コードアダプタ。標準付属のコードは少しタッチノイズがある。

 

【2】音質

 全体的になめらかでのびやかな音を奏で、自然な味わいの広がりがある。張り出しが強かったり低域が強かったりというような圧迫感がなく、少しだけ離れた位置から音を感じる、全体像が分かりやすく聞きやすい感じである。

 

[高音]:自然な息遣いで暖色系。自然な突き抜け感で尖りがなく、全体的にマイルド(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:やや奥面からボーカルを囲む印象。

[低音]:100hz~20hzまで自然に減衰する。やや下方向に鳴るおだやかな音(分島花音killy killy JOKER」、UVERWorldCORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:張り出しはそれほどでもなく、ほどよい空間性がある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:優しく穏やか。粒感はあるが、アタック感はそこそこ(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:なめらかでつやっとした声色だが、息遣いもよく出る。

 

【3】官能性

 奥華子「桜並木」はボーカルに刺さるところがなく、つややか。のびやかさもある。ギターの精彩感は控えめ。少し広めに感じる空間性。抜けがよく、とめはらいのしっかりしたお手本の習字のような味付け。

 mihimaru GT「ツヨクツヨク」。ドラムは重たくなりすぎず、軽快な躍動感がある。ほどよい迫力もあるが、距離感が維持されているので圧迫感はない。全体的になめらかな印象。

 Claris「ルミナス」は滑りのよいマイルドなサウンドに仕上がっている。音に鮮やかさを感じるが、ギラギラしたところはなく、つややかな感じの音で聞きやすい。スムーズな印象。ボーカルものびやかでなめらか。突っかかりがなく、緻密な音もきれいに楽しめる。

 山崎あおい「夏海」はボーカルの温度感と息遣いを両立させている。かすれることなくきれいでのびやか。ギターの音も自然で強くつま弾くところはない。全体的になめらかで自然な味わい。

 

【4】総評

 全体的にマイルドで聞きやすく、しかも迫力があって圧迫感がないうえ、低音から高音まで比較的フラットに鳴らしてくれるので、万能で器用なヘッドホンという印象だ。スライド構造などでこだわったという付け心地もなかなか良好で、やや蒸れやすいのを除けば装着感に文句のつけようがない。家でリラックスして音楽を聴きたい人にお勧めだ。

 

パナソニック 密閉型ヘッドホン ハイレゾ音源対応 ブラック RP-HD10-K

 

【関連記事】

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp


 

*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【カナル型イヤホン Panasonic RP-HJE260 レビュー】専用アプリで最大11.1chで曲が楽しめる機能があるが、微妙。イヤホン本体の性能は広さもあるバランスな印象

パナソニック カナル型イヤホン DTS Headphone:X対応 エレガントブルー RP-HJE260-A

 

おすすめ度*1

f:id:kanbun:20160515055325j:plain

 DTS Headphone:X™対応を謳うカナル型イヤホン。DTS Headphone:X™は専用アプリをダウンロードして専用の曲を購入することで楽しめる。DTS Headphone:X™の表現力は凄く、普通の2chステレオで恐るべきサラウンドを体感させてくれるが、まだあまり普及していないのが欠点。今後VRが普及してくればそれに合わせて音響の立体化も進むと思われるが、先のことはわからず、現状ではあまり強力なプラスポイントにはならない気がする。

 遮音性は普通で音漏れもそれほど大きくない。カラーラインナップが非常に多く、いろんなデザインから好きなものを選べる。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 イヤーピースの替えが付属する。ケーブルのタッチノイズは普通。

 

【2】音質

 比較的バランス感覚に優れて自然でフラットな印象。高域が少しおとなしいが、パーカッションの精彩感はそこそこあり、左右は広く、奥行きも感じる。

 

[高音]:のびやかさ、透明度、突き抜け感はどれもそこそこといった感じで自然な味付け。バランス良くまとめた印象だが、個性は感じない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ギター音にそれほど鮮やかさはなくかなりおとなしめに感じた。ピアノ音などもほどほど鮮やかほどほど硬めといった印象であまり印象は強くない。

[低音]:100hz~60hzまで比較的綺麗な振動。50hzから少し沈む感じがある。そこそこタイトでそこそこブーミー。なんともうまく中間値あたりをうまくとったような感じ。個性的ではないように思う(分島花音「killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右に広さを感じ、奥行きも感じる。普通のflac音源でとくに立体感を加えずに普通のプレーヤーでテストしたが、これはDTS Headphone:X™に対応していることと関係しているのかも知れない。

[パーカッション・リズム]:シャリ感はあるが、疾走感はそこそこ良く、弾けは良好に思う。比較的軽妙に出やすい味付け(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:息づかいが出ていて、結構丁寧に表現される印象だ。

 

【3】官能性

 分島花音「world's end, girl's rondo」は立体感強めの曲。密度感はよく出ていて、展開の切り替わりが面白く、パーカッションはとくに左右のシンバルがメリハリある音を作って楽しい。ボーカルは自然な感じでほどよい力強さ、のびやかさがある。

 クラブサウンド風のClaris「irony」もそこそこの緻密さが出てなかなかよい。ボーカルはほどよく肉厚で明るさも失われず、力強さとのびやかさのバランスを感じる。弾ける音にもそこそこの味わいがあり、元気で明るめの説得力あるバランスに仕上げている気がする。

 nano.RIPE「月花」はドラムの乾いた感じと弾け具合に反発力のよさがあり元気。軽妙さが感じられる。ボーカルは肉厚で自然な味付けだがのびやかさもあり、全体として力強さが失われない快活という言葉の合う味付けに思う。元気に撥ねるパーカッションは面白い。

 山崎あおい「花火のあと」はギターの彩りがなかなか味わいある表現になっている。少し硬質気味ではあるが、キラキラした金属的な響きは気持ちよい。ボーカルの息感も良好。ドラムが軽快で重くならず、疾走感が少し出るので前方展開性がある。ストリングスはほどよく奥行きと広さを表現しつつ、その厚めな音で力強さも曲に加え、情感も表現する。

 

【4】総評

 一見無個性でそれほど魅力を感じさせない音ではあるが、どことなく余力を感じさせる良さはある。低価格モデルの中では空間表現がよいが、個々の音の精彩はあまり感じられないかも知れない。手に入れやすい価格帯でバランスの良い音が聞けるのは利点だが、むしろ低価格帯はいろいろ買えるだけに個性的なイヤホンを使い分けたいという人も多そうだ。

 

パナソニック カナル型イヤホン DTS Headphone:X対応 エレガントブルー RP-HJE260-A

 

【関連記事】

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

 


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

中華イヤホン
完全ワイヤレスイヤホン
イヤホン
ヘッドホン
デジタルオーディオプレーヤー
ニュース
特集記事
HiFiGOブログ
セール情報

 

新着記事