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【ゲーミングヘッドセット SteelSeries Arctis 5 レビュー】付け心地の良さは美点。音質的には空間重視の味付けが好みを分けそう

【国内正規品】密閉型 ゲーミングヘッドセット SteelSeries Arctis 5 Black 61443

 

おすすめ度*1

 

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ASIN

B01M16Y46E

 柔らかく、付け心地の良い厚くて大きめのイヤーマフと柔軟性のあるヘッドバンドの装着感は上質。ふんわりとした優しさが感じられる。遮音性もそこそこ高く、音漏れも少なめで没入感を高めてくれる。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 USBと3.5mmイヤホンジャックを両用できる。USBとイヤホンジャック接続では音質面でも若干の違いが感じられる。左耳イヤーカップに操作系インターフェースがあり、コード途中に余計なコントロールパネルがないのも好印象。

 

【2】音質

 USB接続とオーディオジャック接続では音質の印象はだいぶ違う。USB接続だと低域はあまり目立たず、高域中心の味つけになる。オーディオジャック接続だと低域もしっかり出る印象。そのため、ここではアナログジャック接続を前提として音質テストをした。全体的にドンシャリに近い印象で、中域がだいぶ奥まる。

 

[高音]:高域は比較的自然(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、petit milady「azurite」でテスト)

[中音]:歪みが少なく、広い空間表現を感じさせる方向性もしっかりした中域。ただ音楽によっては逆に奥まって物足りなく感じる。

[低音]:40hzまできれいな減衰をして落ち込む。目立ちすぎない、深みを感じさせる低域で、低域に妙な強調をしがちなゲーミングヘッドセットとしては比較的良質(分島花音killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:音の方向性を丁寧に表現するが、空間的にやや広すぎる印象を受けるところも少なくない(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:全体的に悪くないが、やはり方向感強め(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルはよく分離されている。

 

【3】ゲーミング体験

 緻密な音表現で空間を演出する「Witcher 3」「The Elders Scrolls Ⅴ: Skyrim」でテストした。方向感がしっかりしているので、広大なフィールドがあますところなく感じられるのは魅力。敵を含めたクリーチャーの足音、街や自然風景を問わず鮮やかに感じられる生活感など開放的なオープンワールド型ゲームにはぴったりなヘッドホンだ。

 

 ホラーゲームは「バイオハザード7 Resident Evil」でテストした。こちらも方向感はしっかり出ている。若干空間表現が広すぎる感じがあって少しスカスカしたところはあるが、悪くはない。

 

【4】マイク

 マイクは指向性がそこそこあり、環境音もマウスのクリック音やキーボードの打鍵音などはよくカットされていて、声が聞き取りやすい調整がなされている。

 

【5】総評

 長時間プレイにおいて重要な付け心地という面では圧倒的な良さを感じさせるゲーミングヘッドセット。方向感のしっかりした丁寧な表現をする中域はゲーム空間を楽しむお供として最適だ。一方で音楽表現においても全体としてレベルの高さは感じるものの、コスパを考えるとやはりゲーミングモデルなりの不器用さがある。音楽を聴くときは全体的にスカスカした感じになりやすい。

 問題はコスパ。この価格となると、競合機種が多く、魅力的なゲーミングヘッドセットも多い。付け心地の面で圧倒的な優位性があるとはいえ、音質面では必ずしもダントツとはいえず、USB接続時の遅延も若干気になる。同価格帯にはLogicool G533という強力な対抗馬がいることにも留意が必要だろう。

 

【国内正規品】密閉型 ゲーミングヘッドセット SteelSeries Arctis 5 Black 61443

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ゲーミングヘッドセット AudioMX GM10 レビュー】USB専用ゲーミングヘッドセット。独特の使い心地の良さはあるが、総合的には並か

Audiomx ゲーミング ヘッドセットPS4 XBOX ONE パソコン ゲーム用 ヘッドホン 7.1chサラウンドサウンド ヘッドアーム伸縮可能 高集音性マイク付 軽量 ブラック GM10

 

おすすめ度*1

 

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ASIN

B01N7FI8EX

 比較的付け心地の良い直径の大きめのイヤーマフ、頭を包み込む形で装着感の良いヘッドバンドが特徴。遮音性はそこそこある感じだが、音漏れもそこそこある。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 まずUSB専用だという点が大きな特徴で、PCのサウンドカードやDACなどを利用しづらい。内蔵の簡易DACのおかげか音質は良いが、一定以上を求める人には不向き。

 なかなか好ましく思ったのは余計なコントロールパネルがコードの途中にない点。ボリュームコントロールは左耳のイヤーカップ外側に、マイクON/OFFはカップ後方にある。好みは分かれるが、ケーブルの途中にコントロールパネルがあると重みを感じたり、プレイ中にひっかかったりということがあるかもしれず、またコントロールパネルを見失ってしまうということもある。そういったことがないのは便利ではある。

 

【2】音質

 内蔵簡易DACの効果のせいか、広さを感じる圧迫感のない音場と厚みと躍動感の同居したそこそこ味わい深い低域は魅力的。パーカッションも粒感が細やかに出ていて、価格以上の迫力と色合いを感じる。

 

[高音]:高域は比較的自然でしとやかな潤いもある音色。尖った感じはなく、落ち着いて聞きやすい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、petit milady「azurite」でテスト)

[中音]:低域とともに広さを感じさせ、弦楽音などにも精彩感があり情緒はよく出ている。

[低音]:100hz~60hzまできれいな減衰、50hzからはややおとなしめで沈む。厚みのある柔らかめの低域を耳下くらいに感じるので、下方向に豊かな味わいがある。広さと繊細さのほどよく同居した中域とともに全体として地中海の穏やかな波濤に彩られた水面をイメージさせられる(分島花音killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:ステレオ感もやや強く、高さよりは下方向の厚みを意識しやすいこともあって、ややパノラマ的な味わいになる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:なかなか細かな粒感のある音なので、シャキシャキとしたスパイスは利いている(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは量感的には豊か。繊細さはやや物足りないかも知れず、息感には不足を感じるかも知れないが、尖りがなく、聞きやすく良質。無難に悪くないという感じか。

 

【3】ゲーミング体験

 緻密な音表現で空間を演出する「Witcher 3」「The Elders Scrolls Ⅴ: Skyrim」でテストした。広めの表現になっており圧迫感はなく、また方向感もなかなかしっかりしており、足音や周囲の音で方向付けがわかりやすい。

  ナレーションは聞き取りやすく、よく分離されている。

 

 ホラーゲームは「バイオハザード7 Resident Evil」でテストした。こちらも方向感はそこそこ出ている。空気感も悪くなく、PCゲーム向けとしては無難。

 

【4】マイク

 マイクの指向性のせいか、場合によってキーボードの打鍵音などが入る。声質は自然。

 

【5】総評

 USB専用という点がやはり好みを分けそう。USB式は環境によって遅延が大きく出てしまうこともあり、テストした範囲では目立った遅延は感じなかったが、こだわる人は注意だ。ゲーム用として見ると実はそれほど尖った感じもなく、あえてこれを選ぶ必要はあまりなさそうというような感じだが、方向感はしっかり出ていてゲームの空間的な味わいはよくできているので、変な味付けがない分万人向きで素直ともいえる。音楽もなかなか味わい深く、全体として使い勝手は悪くない。

 ただ総合的にはこれといった押しが目立たないのも事実で、わざわざUSB専用のこれを選ぶ必要性をあまり感じないところはある。

 

Audiomx ゲーミング ヘッドセットPS4 XBOX ONE パソコン ゲーム用 ヘッドホン 7.1chサラウンドサウンド ヘッドアーム伸縮可能 高集音性マイク付 軽量 ブラック GM10

 

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【ワイヤレスゲーミングヘッドセット Logicool G533 レビュー】これはおすすめ!新時代のワイヤレスゲーミングヘッドセットの定番になるか

Logicool ロジクール G533 ワイヤレス DTS® 7.1 サラウンド ゲーミング ヘッドセット

 

おすすめ度*1

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ASIN

B01NBMJRN1

 外観的にはやや扁平なようにも思えるが、イヤーカップは比較的柔軟に動くので、悪くない付け心地。LEDでコントロールパネル部が少し発光するものの、黒色でシンプルにまとめられているところは安物のゲーミングヘッドセットにありがちなケバケバしさとは無縁。LEDインジケータは充電残量に合わせて色合いが変化する。ややごってりした無骨な雰囲気の強調されていたG633やG933と比べると、だいぶスマートな印象だ。

 重量も意外と軽く、長時間プレイでもそれほど負担にならない。無線接続は専用のUSB送受信機をPCに接続させる形式。PCでしかテストしていないが、4gamer.netによるとPS4でも使える模様。遅延は全くと言って良いほど感じられない。

 バッテリー駆動時間が公称15時間とかなり破格の長さなのは驚き。

 

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はマニュアル、充電用USBケーブル、無線USB送受信機が付属する。

 

【2】音質

 付属ソフトウェアで「DTS Headphone:X」に対応する。バーチャルサラウンド7.1chに対応しているので、DVDのサラウンド再生も楽しめる。音質としてゲーミングヘッドセットにありがちな低域にやや偏ったドンシャリといった印象。

 

[高音]:高音はやや奥まって感じられる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)
[中音]:低域が近くに出るので、素直に奥行きを表現する形になる。
[低音]:100hz~40hzまで比較的きれいに減衰する。40hzはやや強く、以降はかなり急激に減衰する印象。(分島花音killy killy JOKER」、UVERWorldCORE PRIDE」、Round Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)
[解像度・立体感]:サラウンド機能をつけるとだいぶ回り込み感が強くなるので、包まれている印象が目立つ(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:低域パーカッションが強めの印象だが、全体的にほどよい躍動感もあり悪くない(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:ボーカルは少しキラキラしたところもあるように思うが、それほど不自然ではない。低域が近いのでそれとの接近を意識させられる。

 

【3】ゲーミング体験

 全体的に回り込み感が強く、頭の後ろ方向からの音を意識させられる。「Witcher 3」のような緻密な鳴り方をするオープンワールド系ゲームだと少し没入感が強すぎて、最初はクラクラするかもしれない。近めの音は耳裏付近からかなり生々しく聞こえてくるので、森などの鳥の鳴き声や昆虫の音などの表現がかなり近く、肌に感じられるような感覚がある。

 ホラーゲームでも臨場感は高く、とくに敵キャラに追い回されたりする展開の足音・気配の生々しさや出合い頭の絶叫系効果音はかなり衝撃的。

 

【4】マイク

 ノイズキャンセリング機能を搭載しているせいか、声色は比較的クリアで篭もる感じはない。ただサーっとしたノイズ音がやや聞こえる。基本的にはナレーション向きの素直に会話を拾う調整でゲーム実況などにも悪くない。

 

【5】総評

 専用USB送受信機を使うタイプなため、スマホタブレットでは使えず、基本的には自宅用ヘッドセットという印象。しかし軽量でデザインも落ち着いていて、しかも遅延が少なくサラウンドにも対応とゲーム・動画鑑賞用としてはかなり満足度の高い製品。ロジクールのワイヤレスゲーミングヘッドセットは全般的に強気な価格設定のうえ、自宅利用なら多くの場合ワイヤレスでなくてもよいということを考えると悩ましいところではあるが、自宅用のワイヤレスゲーミングヘッドセットとしては高度にバランスが取れており、20000円以下で選ぶなら現状ベストバイに近い。

 問題は同価格帯の有線ヘッドホンのレベルが高いので、ゲーミング用途という特殊性を考えても、少し選びづらいところか。

 

Logicool ロジクール G533 ワイヤレス DTS® 7.1 サラウンド ゲーミング ヘッドセット

 

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【ゲーミングヘッドセット ieGeek GS700 レビュー】量感もあり、空間表現も良好。一人称ホラーゲームはとくに良質に表現する

ieGeek EACH 3.5mmゲーミング ヘッドセット 音量調節可能ヘッドホン 密閉型 軽量 音量調節可能ヘッドホン 360度調整可能なマイク/LEDライト付きPCゲーム用有線ヘッドバンド ソフトレザー式 PS4(プレイステーション4) iPhone 6/6S Samsung Galaxy/iPad/sony/xperiaMacOS/Linux/HTPC/IPTV/Google/Andriod TV Box タブレット ノートパソコン スマートホンなどに対応 (ブラック レッド)

 

おすすめ度*1

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B01HZASNTC

 厚めのイヤーマフと比較的軽量で柔軟なフレーム構造で付け心地は良好。マイク位置がかなり柔軟に設定できるのも良い。遮音性は普通で音漏れも普通。大音量でかろうじて首掛けリスニングできるかできないか。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 本体は4極入出力。マイク出力とオーディオ入力に分割するアダプタが付属する。

 

【2】音質

 量感と密度とほどよい広さのある比較的バランスの良い音で、ゲーミング用だが音楽を聴いても迫力を感じやすい。ただ曲によっては端のほうで音割れしやすいところはある。

 

[高音]:高域は端で音割れしやすい。のびやかさはある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、petit milady「azurite」でテスト)

[中音]:張り出しもよく、密度と広さ、奥行き感を感じさせる。定位感はしっかりしているが、音の精彩感はそれほどでもなく、生々しさはそれほどない。

[低音]:80hz~60hzにかなりブーミーな振動域があり、70hzがピーク。ドラムはかなり爆発力のある鳴り方をする(分島花音killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右の方向感、奥行き感がしっかり出るので定位感は感じやすく、良好(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ほどよく粒感も出て、意外に良質。ドラムの爆発力とハイハット系の疾走感とリズム感がそれなりに明確に楽しめる(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは精彩感は強くないが、一貫性はありほどよく肉厚のびやか。

 

【3】ゲーミング体験

 緻密な音表現で空間を演出する「Witcher 3」でテストした。一聴して気づくのはナレーションがやや粗い。音割れしがちなざらざらした感じがある。ただ肉厚でしっかり聞こえるので台詞が聞き取りづらいということはない。

  オブジェクト音の張り出しと奥行き感、方向感は強く、臨場感はかなり高め。斬撃音や打撃音にはほどよい重みを感じ、肉を切るような雰囲気もあるが、強く出過ぎない。むしろドラムを多用するような戦闘BGMをはじめBGMが比較的強めで聞き疲れしやすいかも知れない。

 

 ホラーゲームはかなり良質。ほどよい空気感と広さのある表現で、音に生々しさもある。個々の音のどれかが強く出るような強烈な生々しさではなく、全体的にブラッシュアップされたような良質な表現。またBGM系の音は強めなので、敵と遭遇したときの衝撃音や恐怖を盛り上げる背景BGMの鳴りがよく聞こえてムード作りに余念がない。

 

【4】マイク

 声質は自然に近く、若干明るめ。チャット向き。キーボードの打鍵音はそれほど拾わない。

 

【5】総評

 装着感は悪くなく、やや蒸れるのが気になる程度。音質的にはかなり量感と空間表現の感じられるところが、とくに一人称ゲーム向きに思う。マイクの指向性も悪くなく、方向も調整しやすいので声だけに集中して録れるのもよい。

 コスパは悪くない。

 

ieGeek EACH 3.5mmゲーミング ヘッドセット 音量調節可能ヘッドホン 密閉型 軽量 音量調節可能ヘッドホン 360度調整可能なマイク/LEDライト付きPCゲーム用有線ヘッドバンド ソフトレザー式 PS4(プレイステーション4) iPhone 6/6S Samsung Galaxy/iPad/sony/xperiaMacOS/Linux/HTPC/IPTV/Google/Andriod TV Box タブレット ノートパソコン スマートホンなどに対応 (ブラック レッド)

 

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【ゲーミングヘッドセット Bengoo X1 レビュー】もっさりした感じの音。空間の広さはそこそこ感じるが、衝撃音は控えめ

Bengoo 3.5mm ヘッドセット ゲーミングヘッドセット スマートフォンPC/MP3/MP4/携帯電話用「グリーン」

 

おすすめ度*1

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 肉抜きされたプラスチックのみというやや簡素なヘッドバンドとややべたつくイヤーマフ。軽量だが価格相応の作りといった外観のゲーミングヘッドセット。

 遮音性はそこそこあるが、音漏れは大きめで首掛けしても聞こえる。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 本体はAUX入出力専用。コードのタッチノイズはない。

 

【2】音質

 耳の端で若干ノイズ感があり、音割れを感じる場面はある。また全体として音質は暗めで重たげな音だ。音楽用としては少し陰鬱に聞こえやすいところがあるが、太めのメロディーが好きなら気に入るかも知れない。

 

[高音]:突き抜け感はなく、天井が近い。かなり暗め(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、petit milady「azurite」でテスト)

[中音]:奥行きはそこそこ感じられ、情感も悪くない。

[低音]:厚ぼったいがぼけたようなぼーっとした音。80hz~60hzが強めで70hzがピーク。ドラムはボンボンといった重たいが、強さのない音。また地鳴り感はほとんどない(分島花音killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:そこそこ奥行きを感じるが、張り出しはそれほど感じず、全体的に奥まって感じられる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:全体的にもっさりしている(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:やや太め暗めのボーカル。

 

【3】ゲーミング体験

※このレビューはPCで体験したものです。家庭用ゲーム機では違う傾向になる可能性があります。

 

 「Witcher 3」でのテストではナレーションは聞きやすいものの、効果音に重みがないのが気になった。斬撃音・打撃音がとにかく軽い。オブジェクト音は水や火などはそこそこ精彩があり、造形を感じさせるものの、衝撃系の音はとにかく弱い。激しい戦闘シーンでも聞き疲れしにくい音とも言えるので、長時間プレイ向きと考えれば悪くはない。

 

 ホラーゲームはそこそこ空間が感じられ、反響音・残響音も聞こえるので、閉鎖空間での恐怖感はそこそこ出る。ただ衝撃音に精彩がないところは相変わらず。

 

【4】マイク

 声質は太め。やや暗く感じられるかも知れない。

 

【5】総評

 全体として価格相応程度といった感じ。音質的にはゲーミング向けとしては悪くないが、特段評価すべきところもあまり感じない。装着感も普通。作りのチープさが若干気になるかも知れない。衝撃音が弱いのがゲーミング向けとしては大きく評価を分けそうだ。

 

Bengoo 3.5mm ヘッドセット ゲーミングヘッドセット スマートフォンPC/MP3/MP4/携帯電話用「グリーン」

 

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【ゲーミングヘッドセット Bengoo GS600 レビュー】汎用性が高く、さまざまなゲーム機に対応。簡易DACが増幅する臨場感。一人称視点のゲームに最適

Bengoo ゲーミングヘッドセット改良版ゲーミングヘッドホン XBOX 360 PS3 PS4 PCに対応 全効能ヘッドセット 密閉型 ゲーム用ヘッドセット重低音 高音質 マイク付き ステレオゲーミングヘッドセット 騒音隔離 音量調整機能付き

 

おすすめ度*1

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 基本部分は以前レビューしたG2200を踏襲しているが、家庭用ゲーム機などへ幅広く対応し、音響ツールを排して簡易DACを搭載したモデル。

 

 イヤーパッドの側圧はそれほど強くなく、イヤーマフも柔らかめで装着感は良い。 本体は軽量。音漏れは大きい。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 本体はAUX入出力専用だが付属コネクタで多様な接続方式に対応する。PCをはじめPS3/PS4/XBOX 360/スマホ/タブレットなどに接続可能。DACツールごしに使う場合ハードウェア的な増幅を加えているせいか若干ノイズは感じるものの、ケーブルのタッチノイズはない。

 

【2】音質

 この製品は基本的DACツールを使うことを前提としているため、それを通した音質をレビューする。全体的にやや低域が強めに強調されていて、前面にしっかりと低域を感じる。中域以上も左右の張り出しがよく、ボーカルをぐるっときれいに取り囲む感じで空間的には充実感があり、低域が少し存在感が強いことを除けば音楽も楽しめる。

 

[高音]:のびやかでリバーブ感も自然。やや奥まるところはある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、petit milady「azurite」でテスト)

[中音]:張り出しもよく、肉厚な音。鮮やかさや華やかさはそれほどないが、力強くしっかりと存在感がある。

[低音]:ベーシック部分がいっしょなので、傾向はG2200によく似ている。100~70hzまでかなりの振動感があり、ピークは70hz前後。60~40hzも振動感は失われず、30hz付近で落ち着くが存在感は消えない。この振動が低域に弾みと活きのよさを与えていて、文句なく迫力ある主役をなす(分島花音killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:張り出しがよいので少し入り口が狭く感じられる。奥行きもあり、奥から手前に迫ってくる音も綺麗に近づく(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム主導なので安定気味の音場だが、文字通りの振動と躍動感がある音なのでアタック感もそこそこ感じられる(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:全体として肉太で生命感のあるあたたかいボーカル。中域がとくに充実していて聴き応えあり。高域は少し奥まり、天井は感じやすい。

 

【3】ゲーミング体験

※このレビューはPCで体験したものです。家庭用ゲーム機では違う傾向になる可能性があります。

 

 緻密な音表現で空間を演出する「Witcher 3」でテストしてみた。まず左右の張り出しがしっかりしているせいか、方向感が強い音響がキャラクターの動きにダイレクトに追随して臨場感が高い。ナレーションは近く、リバーブも自然で聞きやすい。ゲームの中に飛び込んでいる感覚。打撃や斬撃の衝撃音には重みがあり、火などのオブジェクト音には存在感がある。そしてそれらがかなり自然な距離で聞こえてくるので、変にゲーム向けに歪んだ感じになっていない。これは良質。

 

 ホラーゲームも重苦しい空気感がよく出て迫力がある。驚くべきは敵の存在感。ナレーションがしっかり聞こえるので、敵の声も息遣いから近く聞こえ、見つかったときの衝撃音も重たくのしかかる。広さを演出する残響感はそれほどでもないが、張り出しがよいので、近くのオブジェクト音に存在感があり、身近な恐怖はそれだけ生々しく迫って感じられる。臨場感高め。

 

【4】マイク

 声質は明るめ。元気に入るのでチャット向き。キーボード打鍵音は入りやすい。

 

【5】総評

 G2200はゲーミングモデルとはいえ、比較的おとなしい味付けだったが、こちらは正統派。臨場感にこだわりを感じさせる演出で、とにかく近いものとナレーション、敵の声などが明瞭で近く、ゲームへの没入感を高める。どちらかといえば一人称視点のゲーム向きでゲームにのめり込みたいという人におすすめだ。

 そういう臨場感にこだわる人には、この価格帯でベストバイに近い。

 

Bengoo ゲーミングヘッドセット改良版ゲーミングヘッドホン XBOX 360 PS3 PS4 PCに対応 全効能ヘッドセット 密閉型 ゲーム用ヘッドセット重低音 高音質 マイク付き ステレオゲーミングヘッドセット 騒音隔離 音量調整機能付き

 

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【ゲーミングヘッドセット VersionTech G1000 レビュー】ゲーミングに限らない自然な音質。もっさり気味

VersionTech 改良版 G1000 3.5mm ゲーミングヘッドセット ヘッドホン 高音質 ステレオ LEDライト マイク付き ゲーム用ヘッドフォン 騒音隔離&音量調節機能 PC/ラップトップなど対応 [ブルー]

 

おすすめ度*1

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 厚めのイヤーマフ、柔らかいヘッドバンドクッションで装着感は良好。イヤーマフはやや蒸れやすいが、軽量で付け心地は良い。本体はLEDで光るが、同じGシリーズの中では比較的落ち着いた光り方。遮音性はそれほど高くなく、音漏れもやや目立つ。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 本体はAUX入出力専用でUSBケーブルは本体を光らすだけのものだ。ナイロン編み込みの丈夫なケーブルにタッチノイズはほぼない。むしろケーブルを触るとヘッドのほうが揺れてその音が感じられるくらいだ。

 

【2】音質

 音質的にはややもっさりしているが、自然でフラットに近く、ゲーミングモデルの割に低域は意外と目立たない。というかゲーミングモデルに多い、張り出してくる低域に慣れていると、むしろ低域が奥まっていて物足りない気がするくらいだ。そのためゲーミングモデルとはいえ音楽鑑賞に使ってもそれほど違和感がない。また音割れも少なく、音の歪みも少ない。

 

[高音]:場面により若干ノイズのような割れを感じるが、のびやか(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、petit milady「azurite」でテスト)

[中音]:左右の方向感は出ていて広めに感じられる音。頭を囲んでいる。

[低音]:100hz~90hzはおとなしめ。80hz~60hzにやや存在感が増すブーミーな振動域があり、70hzがピーク。50hzは比較的自然に減衰していく。低域ドラムは内に音が篭もるような膜を張る生命感のある音(分島花音killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右の方向感があり、奥行きも感じられる。張り出しも前まで来るが、耳からは少し遠目の位置でその分広く感じられる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:立ち上がりは少し重く、もっさり感がある(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは近すぎず、楽器と近め。全体としてやや暗めに感じやすい。

 

【3】ゲーミング体験

 緻密な音表現で空間を演出する「Witcher 3」でテストしてみたが、あまりゲーミング用という感じはしない。味付けは自然でナレーションは聞き取りやすいが、効果音が強調される感じもなく、衝撃音が増幅される感じもない。

 空間的な表現も自然で、それほど広さは意識しない。方向感はしっかりしている。

 

 ホラーゲームも音質はおとなしいというか自然。妙に怖がらせようという演出を感じず、金属音がやたらと反響したりしない。

 

【4】マイク

 声質は明るめ。元気に入るのでチャット向き。キーボード打鍵音は入りやすい。

 

【5】総評

 ゲーミングモデルというわりにゲーミングらしいところはあまりなく、クセのないようなヘッドセット。ゲーミングモデルは低域を強調するものが多いように思うが、このモデルは低域もむしろおとなしめに聞こえる。その分音楽を聴いても比較的自然に聞こえる。

 そういった意味でゲーミングにこだわらないモデルと言える。

 

VersionTech 改良版 G1000 3.5mm ゲーミングヘッドセット ヘッドホン 高音質 ステレオ LEDライト マイク付き ゲーム用ヘッドフォン 騒音隔離&音量調節機能 PC/ラップトップなど対応 [ブルー]

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ゲーミングヘッドセット AFUNTA SA928 レビュー】これはおすすめ!シアター気分でゲームを楽しめる秀逸バランスのゲーミングヘッドセット

AFUNTA Sades 928ゲーミングヘッドセット SONY PS2 PS3 PS4 Xbox360 PC対応 3.5mmプロステレオUSB有線オーバーイヤーヘッドフォン マルチ機能付き 音量調節可能 ブラック&オレンジ

 

おすすめ度*1

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ASIN

B018FS7T3E

 柔軟なフレームと豊富な付属アダプタで汎用性の高いゲーミングヘッドセット。簡易DACを搭載しており、価格の割に音質面での表現力が高い。遮音性はそれほど高くなく、音漏れもそれほどでもなく、最大音量だと首掛けしても音は普通に聞こえる。

 簡易DACは音質をかなり増幅するが、同時にノイズ音なども大きめになる。

 イヤーマフは厚みがあり、大きめで耳を包み込んで当たりは優しいが、蒸れやすい。装着感自体は軽く、負担がない。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 本体はAUX入出力だが、RCAオーディオ変換ケーブル、USB簡易DACつきケーブル、Xbox 360用変換ケーブルが付属し、汎用に対応する。マニュアルは英語。

 

【2】音質

 簡易DACを通すとかなり低域が強調され、量感も出て広さも感じられる。以下の評価は簡易DACケーブルを外し、本来の性能で聴いてレビューした。音場はかなり広く感じられ、左右の方向感が明確。低域はやや強めの特性で、ここらへんはゲーミングヘッドセットとして正統派と言える。はじ付近でやや歪みを感じ、音割れしやすいところがあるが、それほど目立たない。全体として広めの音場と豊かな低域が感じられやすい、やや重たげな安定感のある味付けだ。

 

[高音]:比較的のびやかで突き抜け感もあるが、息が強く出るところでは音割れしやすい。刺さる痛い感じではなく、ノイズのような割れ方でそれほど聞き苦しくはない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、petit milady「azurite」でテスト)

[中音]:中域は広さが感じられる。左右の方向感がとくに明確で楽器が移動する曲などではその動きがはっきりとわかる。

[低音]:100hz~90hzはおとなしめ。80hz~60hzにかなりブーミーな振動域があり、70hzがピーク。50hzからは落差を伴って重く沈む。低域ドラムはそれほど爆発せず、表面の撥ねる音が下方向の地鳴りにつながっていく自然な味わい(分島花音killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右の方向感がしっかり出るので定位感は感じやすく、良好(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:立ち上がりは少し重く、もっさり感がある。疾走感もそれほどでもない(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:楽器の広がりの中にボーカルが包まれており、比較的一体感が強い。ゲーミングモデルはボーカルがだいぶ浮き上がって聞こえるモデルが多い中、これはそれほど分離しない。

 

【3】ゲーミング体験

※以下のテストは簡易DACを使わずに評価しています。簡易DACを使うと低域が寄り強調され、全体として映画館にいるような雰囲気になります。

 

 緻密な音表現で空間を演出する「Witcher 3」でテストした。このヘッドセットはナレーションと背景音のバランスが良く、登場人物の台詞がそれほど場面から浮き上がらないので、映像との違和感を感じにくい。台詞が聞きづらいところはほとんどなく、バランスは良好。エコー表現は不自然に反響しない。斬撃音は肉切りのザクとした音も聞こえるが、風切りの音も入り、重すぎず軽すぎず。また背景音の距離感も自然で広さを感じやすい。

 張り出しもあるが頭の後ろまで強く回ってくる感じではなく、斜め後ろくらいまでの自然な感じで耳元まで迫ってくる感じではなく、映画館のシアターシステムのような一定の空間性を感じる。映画を見るようにプレイする感覚。

 

 ホラーゲームも空間性重視で広さを感じる。廃墟系ではダクト音や金属の反響音、水の滴る音などがかなり遠く聞こえ、空気に乗ってまとわりついてくる不気味さはないが、逆に何者かが突然出てくるかも知れないスペースの広さに別の恐怖感がある。的に発見されたときなどの効果音は控えめで衝撃性は弱めに思うが、それだけにじっくり腰を据えて楽しめる。若干映画的で臨場感は抑えめ。

 

【4】マイク

 声質は自然に近く、やや明るめ。チャット向き。環境音は拾いやすく、キーボードの打鍵音、コンピュータの動作音などはよく拾う。

 

【5】総評

 装着感が良く、音質のバランスもよい。全体として映画的な表現でゲームを体験しているというよりは傍観しているという感じの音には思うが、方向性は明瞭でプレイフィールは良い。軽妙な付け心地と相まって長時間プレイに向く。一方で音楽用としてもなかなか良好に思うが、音割れしやすいところが気になった。

 全体としておすすめ度かなり高めで、もしかすると価格帯ベストバイかもしれない。

 

AFUNTA Sades 928ゲーミングヘッドセット SONY PS2 PS3 PS4 Xbox360 PC対応 3.5mmプロステレオUSB有線オーバーイヤーヘッドフォン マルチ機能付き 音量調節可能 ブラック&オレンジ

 

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【ゲーミングヘッドセット Mixcder Devil レビュー】振動機能はうまく動作しない。それを除けばホラーゲーム用として優秀

Mixcder Devil ゲーミング ヘッドセット PC ゲーム用ヘッドフォン ヘッドホン USB Gaming Headset 7.1chサラウンドサウンド ヘッドバンド 高集音性マイク付 LEDライト付 振動機能on・off ヘッドアーム調整可能 PS4 タブレット ノートパソコン スマートホン などに対応

 

おすすめ度*1

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 大きめのイヤーマフと柔軟なフレーム構造で付け心地の軽いゲーミングヘッドセット。装着感は良いが、蒸れやすい。遮音性は高くない。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 AUX入出力。

 付属品として日本語に対応するマニュアルが付属する。左側のハウジング裏側に振動ボタンがあるが、機能しない。マニュアルによればWindowsパソコンに接続すると自動でドライバーがインストールされ、振動機能が使えるようになるとあるが、手持ちのWindows10やWindows7パソコン複数台で試したものの、使えるようになった物はなし。USBはヘッドセットを光らせるだけの代物のようだ。

 

【2】音質

 音像はやや粗く、音割れしやすく篭もったような傾向にある。ゲーミングモデルらしく、低域が存在感と深みに満ちていて、支配的に響きやすい。高域は行ってこいになりがちで突き抜け感には欠ける印象。音楽は基本もっさり感が強め。

 

[高音]:やや篭もりがちで下に落ち着きやすく、もっさりしているように感じられる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、petit milady「azurite」でテスト)

[中音]:左右の張り出しが強め。弦楽など一部の奥まる音が聞こえづらい。キーボードなど一部の表現はシャリ感強め。

[低音]:100hz~20hzまで重い音。70hzくらいにピークがあり、そこまではそれほど減衰しない印象(分島花音「killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右の張り出しの強さと奥まる音のギャップで奥行き感は感じやすい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位。ただシンバルはシャリ感と粒感があって疾走感もそこそこ出る(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは近め。

 

【3】ゲーミング体験

 ナレーションはやや目立つが、ノイズ感が若干ある。声は全体的にハスキー気味に聞こえやすい。低域の衝撃音が思ったより強くなく、斬撃音などは重みがあってザクザクといった肉切り感のある音になっている。

 張り出しが強く、空間は少し狭く感じる。たとえば街中や森での小鳥の声などの演出音とナレーションが近くで聞こえ、ミュージックはやや奥まるので、主人公の周りに音が密集している感じがしてしまう。それが空間を狭く感じさせやすい。

 

 それは逆にホラーゲームでは恐怖が肌に近いということでもある。雨音や金属音が身近に感じられ、敵からの追跡音はストーキングの気配をすぐ背後に感じさせる。また恐怖を高めるうなり声のような演出も近いので恐怖感が増す。

 身の毛もよだつような表現が楽しめる。

 

【4】マイク

 シャキシャキした明瞭な音で入る。明るさは自然だがメリハリ強め。問題は環境音も容赦なく拾い、PCの動作音、テレビの音、キーボードの打鍵音など比較的なんでも拾いやすい。それも明瞭に入る。

 

【5】総評

 装着感の良さは評価できる。開放的な構造なせいか遮音性が低いところはあるが、ホラーゲームの臨場感は高い。主人公が感じている恐怖をそのまま追体験できるかのような肌に近い表現はかなりの迫力を感じる。ただ空間表現が独特で万能に活躍するモデルではなさそうだ。

 振動機能がないのは残念。

 

Mixcder Devil ゲーミング ヘッドセット PC ゲーム用ヘッドフォン ヘッドホン USB Gaming Headset 7.1chサラウンドサウンド ヘッドバンド 高集音性マイク付 LEDライト付 振動機能on・off ヘッドアーム調整可能 PS4 タブレット ノートパソコン スマートホン などに対応

 

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【ゲーミングヘッドセット Bengoo G2000 レビュー】比較的狭い空間表現だが方向感は良好。音楽は伸びが足りないので重たくなりがち

Bengoo EACH G2000 3.5mm ヘッドセット ヘッドホン ゲーミングヘッドセット ゲーミングヘッドホン イヤホーン 1穴タイプ マイク付き音量調節 有線 Deep Bass パソコン PS4用 ブルー黄色

 

おすすめ度*1

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 厚めで柔らかいイヤーマフ、同様にウレタンっぽい低反発のクッションが気持ちよいヘッドバンドが特徴のエントリークラスゲーミングヘッドセット。遮音性は普通だが、音漏れはほとんどしない。首掛け鑑賞には向かない。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は中国語のマニュアル。ナイロン編み込みの丈夫なケーブルにタッチノイズは全くない。AUXとUSBのケーブルが付いているが、USBはLEDを光らせるためのもので音質には関係しない。

 ケーブル中途にコントロールユニットがあり、ボリュームコントロールとマイクON/OFF切り替えスイッチがついている。

 

【2】音質

 音楽的な音質は「一言もっさり」な傾向。ゲーミング向けなので期待するほうが野暮であろうが、ボーカルははっきり聞こえるが平坦で太め。弦楽音に伸びがなく、低音はそれほど強くはないが、やや籠もりがちなブーミーな音で存在感があるのでこうした音をぶつ切りにしがち。音楽は全体としてよく言えば安定感のある、悪く言えばやや重く暗い男性的な曲調になる。また音割れが気になる場面もある。

 

[高音]:ほどよくのびやかさもあるが、高域は行ってこいでやや暗め(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:奥行きが出やすい。全体的にやや重たげで暗め。

[低音]:比較的荒れの少ないきれいな音。100hz~20hzまで自然に減衰する。ドラムは下方向にエネルギーをためこむ音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:奥行き感が強め。左右もほどよく広い(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:ドラム優位(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:中域では肉厚で瑞々しさもあるが、高域は行ってこいで天井感がある。

 

【3】ゲーミング体験

 人の声が近めに出る特性があり、群衆的な音が入る街中など狭めに感じる。音響的に方向性がやや強く、一人称視点のゲームに適したところがある。オープンワールドゲームは広大な世界観を少し狭めてしまう味付けになってしまいそうだ。

 

 一方で狭い建物内や下水道などを徘徊する廃墟ホラーみたいなゲームには向く。足音はあまり目立たず、金属柵などを揺らす音、したたる水滴音や水をかきわける音、ノイズ的な効果音は近く、はっきり聞こえる。あとは足音でも土塊のようなものが散らばっている地面のジャリジャリというような音は強い。

 

【4】マイク

 マイクの音は明瞭だが、環境音は拾いやすい。キーボードの打鍵音、マウスのクリック音も入りやすく、PCのファン音も拾いやすいので実況に使うならソフトウェア的なノイズリダクションがあるとよいかもしれない。

 

【5】総評

 ホラーゲーム好きには悪くない選択肢。ただ重たい衝撃的な音は弱めで、揺さぶられるほどの恐怖は感じづらいかも知れない。一方で狭い空間での一人称的臨場感はそれなりに高い。身長を意識して足音の反響音が遠目に配置されているので、足音での恐怖表現・空間表現に弱いところもあるがそのぶんしたたる音、接近してくる怪物のうなり声などはそれなりに聴き応えあり。

 

Bengoo EACH G2000 3.5mm ヘッドセット ヘッドホン ゲーミングヘッドセット ゲーミングヘッドホン イヤホーン 1穴タイプ マイク付き音量調節 有線 Deep Bass パソコン PS4用 ブルー黄色

 

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【ヘッドホン一体型VR Virtoba X5 レビュー】ヘッドホン機能付き3DVRゴーグルの先駆けとなるか

Virtoba X5 VR BOX 3Dメガネ 3Dグラス VRゴーグル スマホゴーグル 焦点距離調節(ヘッドセット実装)

 

おすすめ度*1

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 ヘッドホン機能のついた3DVRゴーグル。前面パネルがクリアになっており、カメラ機能を使えるのも特徴だ。眼鏡着用時の装着はできなかった。バンドの付け心地は良く、レンズ周りのクッションも厚くて装着感は上々。スマホの設置はカバーで閉じるタイプで固定力は普通。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 レンズクリーナーが付属する。

 インターフェースとしてはレンズ位置調整のスライダーとスマホの位置を調整するズームコントロール用のツマミ、ボリュームコントロールが備えられている。また本体からイヤホンミニプラグが出ており、これをスマホのジャックに装着する。

 コントローラは付属しないのでゲームなどインタラクティブなアプリを楽しむには別途購入する必要あり。

 

【2】音質

 ヘッドセットの音質はそこそこ悪くない。やや乾いているというか砂っぽいノイジーさはあるが、ピアノの音などには思ったより艶やかさがある。

 

[高音]:少しかすれる感じだが、のびやかさはそこそこ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:やや奥まる。弦楽音は情感よりは奥行き重視で聞こえる。

[低音]:100~30Hzまで自然に減衰する。比較的おとなしめ。地鳴り感などは少なく、動画の迫力はそれほどでもない(分島花音killy killy JOKER」、UVERWorldCORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:奥行き感はある。左右はそれほど強く出ない(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムが軽く、パンパンした音。シンバルは粒感があり、疾走感はそこそこ(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは明瞭に近い。

 

【3】総評

 ヘッドホン付きのVRは珍しいが、音質的にはとくにゲーミング向け動画向けと感じられる設定がされていない。そのため気に入ったイヤホンを使った方が音は良いかもしれない。ただイヤホン用のイヤーマフがついていると考えれば没入感を高めてくれる構造とも言えるかも知れない。

 機能的にはヘッドホン機能を除けば比較的普通の3DVRで機能面での充実はそれほどでもない。装着感はいいほうだが、とびきりよいというレベルでもないし、メガネとの同時使用が出来ない。

 

Virtoba X5 VR BOX 3Dメガネ 3Dグラス VRゴーグル スマホゴーグル 焦点距離調節(ヘッドセット実装)

 

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【ゲーミングヘッドセット Earto ゲーミングヘッドホン レビュー】ゲーミングモデルだが、自然な音の表現で音楽も聴きやすい

Earto ゲーミングヘッドホン ステレオヘッドセット 高音質 密閉型ヘッドホンLEDライト付き 音量調整可能 3.5mm 有線 かっこいい マイク付き 通話可能ノイズキャンセリング調整可能ヘッドバンド PS4/タブレット/ノートパソコン/ Smart Phone/ iPhone / iPad/ Samsung// iPod/ HTC/ Blackberry など兼用

 

おすすめ度*1

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 大きく厚みのあるイヤーマフと軽量なフレームで付け心地はかなり軽い。長時間ゲームをしていても不快感はほぼない。遮音性はそれほど高くないが、音漏れはそれほどでもない。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はとくにない。太めのビニールケーブルにタッチノイズは全くない。

 

【2】音質

 肉厚で重めだが、鮮やかさも感じるサウンド。ゲーミング向けらしく低域に存在感があり、空間も価格帯では広め。ボーカルが意外にきれいでギターなどの金属的な表現にも味わいがある。大音量で若干割れやすいのは値段相応。

 入出力はイヤホンミニプラグ。USBは本体のLEDを点灯させる電源として使うので音響には関わらない。

 

[高音]:肉厚気味だがそれほど暗くなることもなく、ほどよいのびやかさがある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:奥行きと左右に広さを感じる。ピアノにも価格の割に艶があり、ギターもきれい。ただ大音量では割れやすい。

[低音]:100hz~60hzまで太い、しっかりした振動。50hzからは沈む。ドラムは重く地鳴りが強く下に沈む感じに聞こえる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:奥まった音まで比較的聞こえるので奥行き感も出て、広さを感じやすい。価格の割によい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:ドラムの地鳴り感がよく出る、ややもっさりした表現だがそれほど重くなりすぎない。ただはじける音には炭酸が抜けたような味気のなさがあり、疾走感の表現は微妙なようだ(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:肉厚でかすれないが、太くなりすぎず、のびやかさと明るさもそれほど失われないので女性ボーカルの艶がそれほど失われない。

 

【3】ゲーミング体験

 音はすこしもっさりしていて、斬撃音などに締まりがないところを感じる。方向感はそれなりにしっかりしている。一方で音響になめらかさはあり、低域の重みも出るので迫力を除けば映画的な音にしっかり聞こえている。エコーの表現もきつく出ず、全体として自然な感じではある。ただ明瞭性には少し欠ける気がするのでFPSなどには向かないかも知れない。

 金属の表現にきつすぎない程度の生々しさがあり、水の音なども緻密ではないが聴かせるところはある。細かく表現しすぎず、聴きやすい音ではある。ホラーゲームではそれほど恐怖を感じなかった。衝撃度のある音がきつく響かないのでホラー的な効果音や敵の声などにショックをそれほど感じない。

 

【4】マイク

 マイクの音はもっさり気味。比較的自然な、自分が意識している自分の声に近い音で、どちらかといえば明るめ。

 

【5】総評

 ゲーミングヘッドセットにしてはどぎつい演出が少なく、聴きやすい音。方向感は比較的よく出ている。重みと広さはしっかり出るので空気感のようなものはよく出る。ただ大音量では若干割れる。とくに付属のソフトウェアなどが付いているわけではない。音質的には音楽もそこそこ聴ける、ゲーミングモデルにしては珍しく、かなり自然な表現だ。

 

Earto ゲーミングヘッドホン ステレオヘッドセット 高音質 密閉型ヘッドホンLEDライト付き 音量調整可能 3.5mm 有線 かっこいい マイク付き 通話可能ノイズキャンセリング調整可能ヘッドバンド PS4/タブレット/ノートパソコン/ Smart Phone/ iPhone / iPad/ Samsung// iPod/ HTC/ Blackberry など兼用

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ゲーミングヘッドセット EasySMX G9000 レビュー】エントリー向けとしてバランスのよい製品。オーディオミニプラグ入出力なので比較的広汎な機器に接続できる

EasySMX PS4用 ゲーム用ヘッドセット 高音質 マイク付き ステレオ ゲーミング ヘッドホン LED照明 重低音 騒音隔離 音量調節機能付き PC/パソコン/タブレット/スマホ対応 (ブラック+ レッド)

 

おすすめ度*1

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 これは以前レビューしたKOTION G9000改のOEM品のようだ。外観的な違いもなく、音質的な違いも感じられない。

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 パッケージにも基本的な違いはなく、KOTION版では別添付されていたオーディオアダプタがパッケージ内に添付されていたのだけ違っていた。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 ヘッドバンドがよく伸縮し、普通のヘッドセットはきつく感じる人でも比較的圧迫感を感じづらい。 またヘッドバンドにひねりを加えてもかなり柔らかく曲がるため、損傷しづらく、頭の形合わせて柔軟に曲がるので耐久性や装着感はエントリークラスでは高め。

 USBは音声入出力には使わずヘッドセットを光らす電源をとるだけのもの。入出力は4極ステレオミニプラグを利用する。 ケーブルはナイロン編み込みで丈夫。

 

【2】音質

 方向感と空間表現に優れており、左右の移動感はとくに強く、奥行き感もある。 低域に肉太で厚い振動感があるのでゲームでも衝撃音に重みを感じやすく、かなり臨場感は強い。 一方でよくある低域での強振動はなく、ヘッドセットが効果音に合わせてブルッと震えるようなことはない。

 ゲーミング向けのこの空間表現は音楽を聴くとこの点はやや歪んだ表現になって出て、パーカッションが妙な位置から聞こえたりするところがあり、ボーカルも全体として肉厚で太く聞きやすいがとくに女性ボーカルは暗めになる。

[高音]:高域は天井が近く、行ってこいな表現(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はかなり近めに張り出したところに楽器が張り出してきて、左右に乗り出してきたり、かなり奥まったりといろんなところから音が聞こえて楽しいところはある。味付けはギターやベースはかなり落ち着いている反面、ピアノはかなり存在感があり鮮やかさもそこそこ。

[低音]:100~80hzはややブワーッとするところはあるが、70~60hzが締まってきれいな音を出す。50hz以下は素直に減衰していくが、この70~60hzくらいの締まりの良い音が深めの足場感を形成していて、下方向に深掘りされた感覚がある。ドラムなどは下に向かって降りていって、下で反動して地鳴りを形成する感じだ。それが安定感のある渋い音につながっている(分島花音「killy killy JOKER」、Roud Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:天井感があり、低域が下で強い存在感を示すので逆三角形に深い印象(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:立ち上がりはそこそこよく、音の弾みに上下幅が感じられて躍動感のある音。楽器がかなり前まで張り出してくるものの、ボーカルをこえて後ろ側まで来ることはまれ。またかなり自由に広くパーカッションが動くので楽しい表現に思う(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは頭の中心あたりに一貫して陣取っている。高域は少しのびやかさや透明感、突き抜け感にかけた声色になり、暗く感じやすいため、女性ボーカルはやや元気がないように聞こえるかも知れない。

 

【3】ゲーミング体験

 前述したようにかなりヘッドフレームは柔軟でイヤーパッドも厚めで柔らかい。 軽量なプラスチック製で長時間プレイでも疲れにくい。

 ステレオにしてはかなり緻密な空間表現をし、方向感が強いため、画面を移動させるとはっきり音の方向が変わるのがわかる。 また効果音に衝撃性があり、迫力はかなりのものだが、一方で低域音が強く振動するよりはタイトに引き締まるので圧迫感は少ない。 反面震えるような強い衝撃を好む人には音の存在感の割に演出が物足りなく思うこともあるかもしれない。 低域の深みが主人公の足音などをかなり下から聞こえさせ、身長を感じさせる高さの表現がうまく出ている。

 奥行き感も緻密で比較的近めの音と遠くの音を存在感を保ちながらよく表現している。 このクラスのヘッドセットでは奥行き感を出すのに遠くの音を単純に弱く小さくするものがあるが、このヘッドセットは遠方の音にも存在感があり、それが広さを感じさせてくれる。 ただ背後の音は背後というよりは横から聞こえるが、これはステレオヘッドセットの限界と言うべきだろう。

 ナレーションは台詞は近く分離されていて、聞きやすい。

 エコー表現はちょっと強めだが、不自然さは少ない。 このエコー表現のほどよい強さは狭さを表現するのに効果的で、廃墟系ホラーゲームではあらゆる効果音に生々しい反響感が出て恐怖を盛り上げてくれる。 開放的なオープンワールド系のRPGFPSに向くだけでなく、ホラーゲームにも比較的万能な聴き応えを発揮するヘッドセット。

 このクラスのステレオヘッドセットとしては非常に優れた方向感と空間表現はどんなゲームにも安定的に満足感を与えてくれるところがある。

 

【4】マイク

 マイク感度はこの価格帯ではかなりよい。 環境音を素直に拾うのでPCパーツのファンノイズなどが混ざりやすいところがあるものの、録音される声質はかなり自然で篭もった感じもなく、自分の意識する地声に近い。 歌を歌うとそれなりののびやかさも出る。

 

【5】総評

 空間表現が広めで方向感も強く、奥行き感もある。 ゲーミングヘッドセットとしては素直に広い空間が楽しみやすく、しかも方向感が明瞭なのでFPSなども楽しめる。 装着感にも圧迫感がなく、音も圧迫感がなくて聞きやすいので長時間プレイでも疲れにくい。

 ステレオ入出力で音響ツールなどが付属していないが、オーディオミニプラグ式なのでいろんな機器で使えるのはよい。

 

EasySMX PS4用 ゲーム用ヘッドセット 高音質 マイク付き ステレオ ゲーミング ヘッドホン LED照明 重低音 騒音隔離 音量調節機能付き PC/パソコン/タブレット/スマホ対応 (ブラック+ レッド)

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ゲーミングヘッドセット AFUNTA G3 レビュー】低価格帯で使いやすいヘッドセット。価格の割に装着感が良く、音も良い

ゲーミングヘッドセット、AFUNTA G3ステレオ3.5mmジャックベースG3ゲームプレーヤーヘッドフォン浮上型ヘッドバンド ラップトップPC用 マイクとインラインコントロール付き ブラック&ブルー

 

おすすめ度*1

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 低価格なゲーミングヘッドセット。フレーム構造は柔軟で付け心地は悪くない。イヤーカップが大きめ。音漏れは大きい。

 音質は価格の割にかなりよい。隠れた逸品かも知れない。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は簡単な中国語マニュアルのみ。左イヤーカップ裏に音量ボリュームを調節するコントローラが付いている。

 

【2】音質

 低価格だが大きめのドライバーのせいか案外音は迫力があってよい。音には刺さるところや割れるところはなく、高域も結構きれいに伸びる。

 

[高音]:のびやかでやや太めだが突き抜け感もあって気持ちよい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:かなり肉厚で迫力がある。

[低音]:100~70hzまでの振動感は比較的きれい、60hzでやや荒れる。50hz~30hzまで締まりが増して比較的丁寧に沈んでいく。ドラムのハリが良く出る腰のある音で力強い(分島花音「killy killy JOKER」、Roud Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右の方向を感じるパノラマな音場(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位だが、パーカッションにアタック感がありよく走るので疾走感も出る(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:全体として肉厚だがのびやかさもあって悪くない。

 

【3】ゲーミング体験

 低価格の割に悪くない音質。

 オブジェクト音が多く精緻な空間表現をするPC版「Witcher3」でテストした。効果音にそれほど衝撃度がなく、聞きやすい音。水音に生々しさはあまりないが、火の音はそこそこ空気を焦がす感じが出ている。方向感はよく出ていて、近くの音の判別はしやすい。オブジェクト音が多いところでは広さもそこそこ感じられる。

 ホラーゲームの臨場感もそこそこ。 したたる水滴音や金属音にはやや硬さがあるが、空気を振るわす感じはそこそこ出て、恐怖感を感じさせる空気感は出る。

 低価格な割に意外と万能に楽しめ、クセも少ない感じに思う。これは悪くない。

 

【4】マイク

 マイクの音はやや粗く、もっさり気味。周囲のコンピューター動作音なども入り、キーボード音やクリック音も普通に入る。

 

【5】総評

 安めの価格設定で手頃だが、作りは悪くない。軽い装着感と万能で意外に優秀な音質は万能に音楽とゲームを楽しめるところがある。音楽はクラブサウンドに面白みがある。コスパという観点で言えばかなり魅力的だ。

 エントリー向けのゲーミングヘッドセットとして、とりあえずという買い物にはもってこい。この価格でこの音質ならまず失敗と感じることはない。安めの使い勝手の良いヘッドセットとして使い回せるだろう。ただマイク性能は素直によくないので実況動画に使うことを考えている人には向かない。

 

ゲーミングヘッドセット、AFUNTA G3ステレオ3.5mmジャックベースG3ゲームプレーヤーヘッドフォン浮上型ヘッドバンド ラップトップPC用 マイクとインラインコントロール付き ブラック&ブルー

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ゲーミングヘッドセット KOTION G7000 レビュー】振動が強く、迫力のあるゲーミング体験が魅力。クラブサウンド向けにも中毒性高し

KOTION EACH® G7000 ゲーミングヘッドセット 高音質 ステレオ ゲームサウンド マイク付き PCゲーム用 騒音隔離 LEDライティング (白い)

 

おすすめ度*1

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 最初に言うと、これはかなりおすすめ。

 かなり大きめのイヤーカップの割に、付け心地に圧迫感が少なく、軽量なのが特徴のゲーミングヘッドセット。7.1chサラウンドの広い音場と低域の強い振動感が魅力。音響ツールが付属しているので音質を調整可能。

 遮音性はかなりあり没入感は高いが、音漏れは大きめ。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 USB入出力専用。

 付属品は付属ソフトウェアのCD-ROMとソフトウェアの操作説明書がつく。説明書の言語は英語と中国語だが、ソフトウェア自体は日本語対応している。このソフトウェアで音響を細かく設定できる。詳しくは後述。

 ケーブルはナイロン編み込みで丈夫。 ケーブル中途にコントロールユニットがあり、ヘッドのLEDライトON/OFF、ボリュームコントロール、マイクON/OFFなどをワンタッチで行える。

 フレーム構造は柔軟でひねってもよく曲がるため、装着感は軽め。イヤーカップに重量が集中した安定したバランスのせいか、大きめのコントロールユニットだが、重さを感じず、装着時の左右バランスでの不均衡さは感じられない。

 

【2】音質

※このヘッドセットは付属ソフトウェアで音質を変更可能ですが、ここでは標準的なHi-Fiモードを基準としてレビューします。

 低域でドライバーが強く振動するので、かなりブーミーで肉厚。ゲームでは衝撃度のある効果音が楽しめる。高域の突き抜け感と透明感もあり、ドンシャリ風な味付けだが、中域も方向感と奥行きがあり弱々しさはない。

 音楽的にはクラブサウンド向きで中毒性が高い。

 

[高音]:透明で抜けがよく、突き抜け感がある音。リバーブが少しかかっている(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:緻密さと広さの同居した音。解像度が高く音ははっきりと聞こえ、奥から左右まで張り出す音場の広さが感じられる。

[低音]:100hzはブーミー気味だが比較的震えが綺麗な音。90hz以下から振動感が出てくる。80hz~60hzに耳を震わす強い振動。60hzがピークで、50hz以下は振動が急速に消えて沈む音になる。ドラムには音圧とブーミーさがかなり出る(分島花音「killy killy JOKER」、Roud Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域は厚い雲を張るように強い振動で地面を作り、その上に広い中域、高い高域と三角形な音場(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:立ち上がりが良く、アタック感も感じられてメリハリがある。ブーミーなドラムが支配しがちだが、それに押しつぶされないで元気に動き回るので中毒性が高い。弾けた音にも風圧があり、少し硬いが衝撃性が乗っている(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:中域では肉厚さとのびやかさ、高域では透明感と抜けが感じられる元気で明るい調子。活力を感じやすい声質になる。

 

【3】ゲーミング体験

 イヤーパッドはかなり振動するので、聞き疲れするところはあるかも知れない。  なおゲームの音味も付属ソフトウェアによる調整で変わるが、ここでは標準的なHi-Fiモードでテストした。

 オブジェクト音が多く精緻な空間表現をするPC版「Witcher3」でのテストでは、まず広さの表現がよい。オブジェクトの音の方向感は良く、画面の移動に追随している。またオブジェクトの音の質感表現もなかなかうまく、たとえば水の描き分けでは、水には波やせせらぎの持つ物理的な厚みというか重みの感じられる音で、トクトクという注がれる音、ピチャピチャという撥ねる音、コンコンという湧き上がる音にそれぞれ深みがある。雨の表現も3D的で奥行きがある音になっている。一方で火の音は若干おとなしく、パチパチと火花の弾ける感じは強くない。ボーボーという熱気の表現も少し控えめかも知れない。低域の振動感が強いので、スキル発動時に衝撃を感じ、バトルは素直に楽しい。

 ホラーゲームの臨場感も高い。 低域が強く反響感も出るので重苦しい空気感は非常に濃密。空気の通るダクトの音、したたる水滴音などにリアルさがあり、それらの遠近感、方向感がよく出ている。ホラーゲームでは付属音響ツールで「ムービーモード」にすると反響感が強くなり、より恐怖感が増す。

 ナレーションはよく分離されており、またエコー感は強くないので自然に聞こえる。

 

【4】マイク

 マイクの音も調整可能なので、ここでは標準状態でのテスト。 声はやや肉厚気味のあたたかい音に出る。 環境音はほぼなく、クリアに声は拾う。キーボードの打鍵音、マウスのクリック音は低め。落ち着いた声に聞こえるのでゲームの実況よりは普通のチャット向けといった味付けかも知れない。

 

【5】付属ソフトウェア

 付属ソフトウェアはイコライザーエフェクターも備えたかなり本格的なもの。 基本プリセットとして「Hi-Fiモード」「ムービーモード」「音楽モード」がある。 Hi-Fiモードが標準で、ムービーモードはそれにリバーブがかかって奥行き感が強くなり、音楽モードはさらに奥行き感が出てライブハウスのような音になる。

 

【6】総評

 冒頭にも言ったが、個人的には好みの味付けでおすすめ。低域のブーミーで肉厚、振動の強い音と中域の緻密さのある広い空間、パーカッションのメリハリ感はクラブサウンドに向き、高域の突き抜けの良い表現は女性ボーカルを際立たせる。まさにドンシャリの王道を歩む製品で、しかも刺さりや音割れなど不快要素がない。

 もちろんゲーミング向けとしてもやや聞き疲れしやすい音ではあるが、装着感の良さは長時間プレイに向くし、オープンワールド系ゲームやホラーゲーム、アドベンチャーゲームなどで万能な迫力を感じさせてくれる。ただあえて欠点を探すとすれば、低域がうるさいところはあるので、シミュレーションゲームをじっくりプレイというような使い道とだけ相性が悪いかも知れない。

 

KOTION EACH® G7000 ゲーミングヘッドセット 高音質 ステレオ ゲームサウンド マイク付き PCゲーム用 騒音隔離 LEDライティング (白い)

 

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