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【ワイヤレスヘッドセット AUSDOM ANC7 レビュー】名機M06を正統進化、高級化された密度と量感に満ちた音楽体験

【AUSDOM正規品】AUSDOM アクティブノイズキャンセリング ワイヤレスヘッドホン 技適マーク取得済み 密閉型 Bluetooth 4.0 apt-x対応 ANC機能

 

おすすめ度*1

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ASIN

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 外観的には同じくAUSDOMで人気の高いワイヤレスヘッドセット、M06の形状をほぼ踏襲しており、付け心地はイヤーマフの材質に至るまで変わらない印象。柔軟なフレーム構造でフィット感良好。

 ノイズキャンセリングはON/OFF切り替え可能。音質的に音圧と音量があり、感強音に影響されづらいが、アクティブノイズキャンセリングも搭載されており、遮音性についてはほぼ文句がない。反面音漏れがやや目立つのはM06以来変わらないが、ノイズキャンセリングをONにするとかなり音漏れは減る。逆にノイズキャンセリングをOFFにして音量を大きくすれば大抵の曲で首掛けして聞くことができる。

 aptXに対応した。通信性能的には音源再生機器から5m程度離れても音飛びなどは少なめで安定している。一方で遅延はやや出やすく、動画鑑賞では口パクを感じやすいかも知れない。

 

 

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【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は日本語含む多言語マニュアル、AUXケーブル、充電用USBケーブルが付属する。

 

【2】音質

 大きめのΦ40mmドライバーから発せられる、音圧と量感は健在。膜を張るように躍動的で柔らかい生命的な低域も魅力。その低域が作るしっかりした音場の上を丁寧に中域・高域が重なっている。中域は密度重視のやや近めな味付けで奥行きよりは迫力を感じるが、それだけに充実感があり、音楽をほおばるようにお腹いっぱい楽しめる。ノイズキャンセリングをONにすると全体的に低域が浮き上がって聞こえてくる印象だ。

 

[高音]:粘りもあり突き抜け感も出てきれいにのびていく(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)
[中音]:低域に比べるとやや奥まって広さを表現するが、左右の張り出しもよく、量感があるので意外と近く感じやすい。
[低音]:100hz~40hzまで荒れるところなくきれいに減衰する。50hzでかすかに荒れるが、量感に満ちたしっかりした音。ドラムは厚みと地鳴り感が強く、しっかり下方向にたたき込んで床面を作りながら躍動的でもあり、生命力が感じられるので魅力的(分島花音killy killy JOKER」、UVERWorldCORE PRIDE」、Round Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)
[解像度・立体感]:比較的密度があり、広さや奥行きより迫力を感じやすい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:アタック感も良好でメリハリがあり、ドラムが躍動的なのもあって跳躍的で疾走感も感じやすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:ボーカルは肉厚気味だが暗くならず、力強い感じでのびやか。明るく元気。

 

【3】官能性

 やなぎなぎユキトキ」は低域のリズム感、弦楽の艶やかで情感のある厚みの感じられる音が魅力。弦の運びの躍動が見えるほどに精彩がある。左右を走り回るようなパーカッションの音にも生命的な存在感があり、春を迎えて活力があふれ出す雰囲気に満ちている。

 AKINO with bless4エクストラ・マジック・アワー」はもはや中毒的。密度があって力強く躍動する低域、迫力と密度のあるオーケストラ風の味付けに、元気で飛び回る様子がイメージできるほど楽しげで伸びやかで力強いボーカル。量感のあるサウンドは良質。

 今井麻美「朝焼けのスターマイン」は密度高めの表現で厚みを感じるメロディーに温度感を持ったボーカルが優しいながらも充実した音楽を表現する。高域でも明るくともる暖色系のボーカルに胸がほっこり温まる。

 Claris「CLICK」は密度高め。緻密さもほどほど感じるが、どちらかというと低域の支配力が強く、厚みのある低域とボーカル中心の比較的大味なものを感じる。高域でのボーカルの突き抜け感はかなり減じてしまっているが、かわりに量感のある低域の迫力が楽しめる。

 

【4】総評

 低域の生命的な充実に妙味がある。クラブサウンドのような曲では中域の緻密さが犠牲になったり、ボーカルの傾向によっては突き抜け感が減ったりするところはあるものの、低域に引っ張られない中高域も密度が高い。全体として音楽をお腹いっぱい楽しめるといった満腹感を与えてくれるヘッドホンに仕上がっている。

 ノイズキャンセリング機能とaptX対応で、全体的に底上げされたM06という印象。価格はほぼ二倍と高くはなってしまったが、機能的には妥当。アクティブノイズキャンセリング機能つきのヘッドセットとしては安めで、しかもaptX対応ならコスパは高めな方だ。ただ家用としてはM06で十分ともいえるので用途に合わせてチョイスしていくことになりそうだ。

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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