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【カナル型イヤホン Codio MR013 レビュー】密度のある音場。パーカッションが活き活きとしている

Codio 高音質 カナル型 イヤホン 臨場感あふれる マイク付き 銅製ハウジング 重低音 MR013

 

おすすめ度*1

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 高級感のあるゴールドメッキのラインがかっこいいカナル型イヤホン。遮音性はそこそこ高く、装着するとほとんど環境音は目の前でテレビが鳴っていても聞こえないレベルで、音漏れは低め。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は携行ケースとイヤーピースの替え。細身のケーブルのコーティングはしっかりしており、タッチノイズは少なめ。

 

【2】音質

 ややドンシャリだが中域は近いので弱くならず比較的フラットに近く感じる。高域は透明で伸びやかだが、少し尖りが強く割れやすいところあり。低域も深く掘り下げようとするので面白みがあるように思うが、音像が平面的で少し単調かも知れない。

 

[高音]:透明感がありキラキラしているが、尖りが強くやや刺さりやすい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:近めで存在感のある感じ。

[低音]:100hz~70hzまではきれいに減衰する。60hzでやや荒れるところがあり、50~30hzまではそれなりに存在感がある。そのせいか深掘り感を素直に感じやすく、下方向に深さを感じやすい(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:中域が近めで低域がやや深さを意識させるのでどちらかといえば逆三角形のように感じるが、平面的(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:比較的近めで存在感を出しているパーカッションで曲によっては主導的になる場面も多い。立ち上がりはそこそこよく、アタック感もあるが、肉厚感があるので疾走感よりは躍動感が強い。とにかく活き活き(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルと楽器は近く、楽器に包まれた感じが強い。

 

【3】官能性

 分島花音「RIGHT LIGHT RISE」はかなり楽器音がボーカル周りに密度を作って充実度の高い肉厚な音楽になっていて力強く、楽しい。細めでのびやかなボーカルは周囲の音楽からエネルギーをもらって芯のように直立し、その周りを楽器の幹がしっかり囲い込む。

 沢井美空「なきむし。」もかなり楽器の支えが強く、鮮やかさが出ている。弦楽は広さよりもボーカル近くで情緒を盛り上げ、ボーカルと一体感が強い。この曲はイヤホンによってリズムパーカッションがおとなしめになることも多いが、このイヤホンでは自己主張が強く、音場を締め上げて崩さない。場合によって少しパーカッションがうるさいと思われる味付けでもあるが、音楽の密度を高めることには一役買っている。

 やなぎなぎ「ユキトキ」も密度重視。この曲はイヤホンによってはボーカル重視になりがちだが、このイヤホンはボーカルに絡む音楽の表現がやや細めで透明感のあるボーカルに元気を与えて曲を全体的に豪華にしている。とくにパーカッションはかなり躍動的で自由に動き、音場をエネルギッシュなものにしている。

 

【4】総評

 肉厚でとくにパーカッションの活きの良さがかなり素直に出る感じがあり、充実度の高さが感じられるイヤホン。ボーカルをじっくり楽しむと言うよりは曲全体の中でのボーカルの立ち位置を楽しむところがあり、楽器がかなりボーカルにかかってくるところはある。場面によってはボーカルがほかの楽器に主導権を奪われているようなところもあり、インスト向けの味付けとも言える。

 密度の高い音楽表現はしかし、なかなかに魅力的だ。

 

Codio 高音質 カナル型 イヤホン 臨場感あふれる マイク付き 銅製ハウジング 重低音 MR013

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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